この記事ではそんな悩みに答えていきたいと思います。
この記事の内容
DIY初心者が最初に揃えたい工具の紹介と解説&オススメ機種(2020年11月時点)
目次
最初に揃えたいDIYオススメ工具
ひとくちにDIYといっても犬小屋を作りたいとか本棚を作りたいウッドデッキを作りたいなど、
まずは何を作るかで必要な工具は変わってくるのですが、
木材加工の観点から、最低限必要な工具をピックアップします。
インパクトドライバーorドリルドライバー
用途は・穴を開ける
・ビスを留める
なぜ2種類あるかといいますと、インパクトドライバーで穴あけは可能ですし、
ドリルドライバーでビス止めも可能だからです。じゃあどっちがいいの?
となるのでそれぞれの長所短所を書いていきます。
インパクトドライバー
マキタ 10.8V充電式インパクトドライバ TD111DSHXB(黒)
長所・ビスを高速で留めていくのに特化した造り。長いビスも打撃を効かせてどんどん回し込める
・回す力がドリルドライバーに比べてはるかに強い
短所・打撃音がうるさい(静音インパクトドライバーもあるがインパクトドライバーより高額)
・ビットを付ける先端の部分が六角軸のみ付けられる造りで、
キリを付けるには根本が六角のキリか、
ドリルドライバー
主に穴を開けることに特化した工具ですが、ビス止めも可能です。
打撃の衝撃が無いので長いビスや力のいるビス止めは苦手です。
長所・穴をあけることを主な目的にしたつくりで最初から先端がドリルチャックになっている。
・ドリルモードでは打撃をしないのでスムースな穴あけができる。
・締め付けトルク調整が細かく切り替えできて、ビス止めなどに使える。
短所・インパクトドライバーに比べると力が弱い
・打撃しない為長めのビスの連続打ちには向かない
結論から言いますと、箱物など比較的小型のものを作るならドリルドライバーで、
ウッドデッキなど大型の工作物ならインパクトドライバーです。
よく大工さんなどがインパクトドライバーで穴あけなどをしている場合がありますが、
あれは単純にドリルドライバーをいちいち持ってくるのが面倒だからです。
右手にインパクトドライバー左手にドリルドライバーを持っていたら
間違いなくドリルドライバーで穴あけします。
と長々と書きましたが、どっちか一個だけならインパクトドライバー かな?
丸ノコ
丸ノコの最も重要な用途はジョーギを当てて真っすぐ切ることです。
ジグソーでも定規を当てれば真っすぐ切れるのかな?
やったことが無いので何とも言えませんが、もどかしいほどの遅さに襲われる気がします。
切り口の仕上がりもあまり期待できないのではないでしょうか。
ジグソーは円形や曲がって切ることに特化した工具です。
例えば机を作ろうとして三面が真っすぐで、切断した1面だけビミョーに歪んでいたら
それだけで達成感がガタ落ちしますよね。
なので丸ノコは木材加工には必須と言ってもいいのではないでしょうか。
ですが、今はホームセンターでカットしてもらえたりするので
寸法をあらかじめ全て決めてカットしてもらうのもアリですね。
ただし最初に寸法を全て決めておかないといけませんが。
丸ノコの安全な使い方
丸ノコは使い方を間違えると最悪命を落とす可能性のある大変危険な工具です。
何も知らずにいきなり使うのは、無免許で車の運転をするようなものです。
ここで安全な使い方を教えます。
丸ノコで一番危険なのはキックバックです。
キックバックとは材料を切断した際に、
丸ノコの刃に切断している材料の圧力がかかって、
丸ノコ本体が後ろに飛ばされる力が働く状態のことを言います。
これを回避するには、
1、 材料は水平でしっかりした台の上で切る。
2、 材料の下に厘台を置き、材料の切った端材の方が下に落ちるように厘台をセットする。
3、 丸ノコ後方に身体の部位がある状態で切らない(もしもキックバックしたら当たる為)
4、 切る材料が端材側の方が長い 又は同等の場合は材料全体に厘台を置くか、
一旦短くなる方をやや長めに切って再度必要分切る
5、 刃を長く出しすぎない。切断する材料より少しだけ刃を出して切る(だいたい5ミリ程度)
といった事を意識する必要があります。
6、 切断を途中で止めて再開する際は丸ノコの刃を少し戻してから再開する。(接地したまま再開すると初動で噛み込みが起きる可能性が高い為)
跳ね返る時は一瞬です。手の力で押さえれるレベルではないことを頭に置いておきましょう。
丸ノコのサイズが大きくなるほど、この危険性は増します。
最近の丸ノコ及び充電丸ノコはキックバックを軽減する機能が付いている機種があります。
スタイロフォームの100ミリ以上を材料の下に敷くと厘台の必要がなくおすすめです。
あと、軍手を安価なのでつい使いがちですが、
巻き込みの原因になるのでゴム系か皮製の使用を勧めします。
その他の工具類
大まかな電動工具に付随する小物や最低限必要な工具類です。
スケール
これが無いと寸法を測れません。
丸ノコジョーギ
丸ノコで真っすぐ切るのに欠かせません。
角度を調節できるものもあります。
サンドペーパー
最初に電動のオービタルサンダなどを買う必要はありません。
なぜならそのような機械に頼らないといけない大規模研磨作業は稀で、
たいてい紙やすりで済みます。
スリーエムのペーパーは裏面が粘着して木の端材などに張り付けて使えるのでおすすめです。
より真っすぐな研磨や安定したヤスリかけが出来ます。
番手は120から240辺りが使いやすいでしょう。
錐
下穴をあける際に必要です。
下穴無しでビス止めすると材料が割れる確率が格段にアップします。
箱物造りでは必須です。
さらに皿取りで開けた穴にひと手間加えれば仕上がりに差が出ます
ビット
ビットの先は+0+1+2などサイズがありますが、
通常ほとんどのビスが+2に対応しているので+2を選んでおけば間違いありません。
インパクトを買えばビットは付属してることがほとんどですが、長さや硬さ、
メーカーによって使いやすさが変わるので別途そろえることをお勧めします。
まとめ
他にもさしがねやクランプなど、あると便利な工具は山ほどあるのですが
とりあえずこの辺にしときます。
安物買いの銭失いという言葉があるように、
工具に関しては初心者ほど値段の安さにつられて無駄な買い物をしがちなので
リセールバリューの高い工具、又は長く使える工具をそろえていきたいものですね。