どうやって勉強すればいいかさっぱりわからないなぁ?
このような悩みにお答えします。
この記事の内容
設計業務未経験者のずぶの素人が二級建築士(製図)を独学で勉強する方法を
製図一発合格した筆者の経験をもとに、
具体的な考え方や勉強のやり方や流れを出来るだけ解りやすく解説します
目次
二級建築士(製図)を独学で合格する具体的な方法
二級建築士(製図)を独学で勉強するといっても、
いったいどこから何をどうしていけばいいか、さっぱりわかりませんよね?
私もその一人でした。
そんな私でも学科合格から準備を始めて、
一発で製図合格出来たやり方を出来るだけ具体的にお伝えします。
私は、けっこうハードな仕事をしながら、
空いてる時間を利用して合格出来たので、
仕事をしながら受験される方は少なからず参考になると思います。
製図はその年々によって課題が変わります。
木造の年とRCの年があり、
私の受験時は木造で、矩計図のある年でした。
ですが、例えRCだったとしても、
基本的な準備や考え方などは、
全てに通ずると思いますので、下記を参考に読み進めてください。
独学合格に必須のテキスト
テキストがなければ、
まず独学合格は無理でしょう。
私は製図の勉強のために、二冊本を購入しました。
2級建築士試験設計製図課題集(令和6年度版) [ 総合資格学院 ]
どちらも総合資格学院の本です。
正直この本が無ければ合格は難しかったと思います。
この本だけ見れば合格します とは言わないですが、
図面を書くことの基本などを学べて、課題もあるのでかなり参考になります。
独学受験者は必須の本です。
テキストでおおまかな流れを把握して、課題で実際に練習する感じになります。
課題5種類を2往復以上、合計15枚程度書きました。
二級建築士(製図)の具体的な勉強方法
勉強の進め方としては、
まず設計製図テキストを見て、おおまかに全体を把握したら課題をやります。
最初はちんぷんかんぷんなので流し読みで結構です。
だいたいの流れをまず掴みます。
次に、わからないなりでもいいので実際に課題をやってみます。
大まかな流れは、
1.設計条件、要求図書を読む。
2.設計条件、要求図書にマーキングしていく。
(自分がわかりやすいように色分けする。例えば住宅部分は赤、共用部分は黄色、屋外部分は緑など、)
3.条件、要求をもとにエスキスする。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
4.エスキスをもとに図面を書く。
ざっくりこんな流れです。
やり始めがとっつきにくいのですが、
とにかく細かいことは気にしないでまずはやってみることです。
最初は時間がかかっても、
たくさん書いていくうちに、だんだん良くなっていきます。
合格する為に意識すること
合格へのコツは、どうすれば速く書けるかを意識しながら書くことです。
書く時間が速ければ、それだけエスキスに時間を取れます。
ある程度速く書けるという自信があれば、
エスキスに時間を取られても落ち着いていられます。
この精神的な部分が試験の合否を左右します。
試験時のエスキスは難しめだと思って間違いないと思います。(実体験から)
つまり、エスキスに時間を取られます。
ですので、少しでも速く描けるやり方、
その細かい部分は個人個人で違うと思いますので、
自分なりの速く描ける方法をたくさん書いて見つけてください。
例えば、フリーハンドで書いても線がズレないで消しゴムを使わないようならそれでも良いんです。
とにかく素早く描けるよう意識しながら時間の許すかぎり描きまくるって感じです。
描く順番をルーティン化することも効果的です。
図面の奇麗さに囚われてるようでは時間不足からの焦りでミスを犯すのが関の山でしょう。
かといって線が薄かったり何が書いてあるかわからないような汚さは論外ですが、
それでも時間不足で書ききれないよりかは合格の可能性があります。
時間配分について
後半は大雑把でいいので各パートの経過時間を把握しながら課題をやってください。
エスキス〇時間 製図〇時間等 途中食事したらその時間引いて考えるくらいの感じで、
休みの日は通しでやることをお勧めします。
時間配分の把握は重要です。
細かい部分はyoutubeで、つもるさんという御方が製図の解説をしている(つもるチャンネル)というのをやっています
それを見ていけば、だんだん細かいところが解ってきます。
見る際の注意点は、音量が小さいので(私が見ていた時は)
外部スピーカーで音量を上げます。
動画もかなり長いものもあるので、
内容がわかるギリギリまで早送りで見ます。
早送りした方が内容もわかりつつ時間も節約できます。
私はJBL のFLIP5を買ってパソコンとBluetooth接続して音量を上げました。
※追記 残念ながらつもるチャンネルさんは更新を断念したようです。
ですが、過去動画はまだアップされています。(2024年7月現在)
非常に参考になるので視聴してみてください。
私が意識していたポイント
1 描くスピードを速くする
2 計算間違いは一発アウトなので大きめで見やすい計算機を使う。
具体的な時短道具を載せた記事があるので紹介しときます↓
3 フローリング床の斜線など細部は、時間が余った最後に書く(重要性が低いと思われる為)
4 描く順番をパターン化する
5 1階と2階の窓の位置を出来るだけ同じにする
(柱の位置ズレによる梁の厚みの間違いを減らすため出来るだけ簡素化する)
6 1階と2階の壁の位置を出来るだけ同じにする
(5と同様の理由)
7 要求図書に対応できるようにいろんなパターンを考えておく
などです
まとめ
まとめると
① まず設計製図テキストを見て、あるていど全体の流れを把握する
② 実際に課題をやってみる
課題のやり方は
1.設計条件、要求図書を読む。
2.設計条件、要求図書にマーキングしていく。
(自分がわかりやすいように色分けする。例えば住宅部分は赤、共用部分は黄色、屋外部分は緑など、)
3.条件、要求をもとにエスキスする。
4.エスキスをもとに図面を書く。
③YouTubeのつもるチャンネルを見て細部を補填する。
④速く描ける方法を模索しながらたくさん課題をやる。
課題はローテーションしながら2回目3回目は違うものを描いてみてください。
どこかから新しい課題を探してやるのもいいと思います。
製図はいろんなパターンを想定して,
たくさん書いて引き出しを増やせば合格に近づくはずですので、
とにかく書いて、書くスピードを上げながらいろいろなパターンを想定しながら作業してください。
この記事がこれから受験される方のお役にたてれば幸いです。